アートとは何か?-Art of Earthー
先日、横浜で開催されている「バンクシー展 天才か反逆者か」に行ってきました。
素晴らしい展示でした。
これを機に、「アート」に関して調べてみることにしました。調べ物といえば…まずはWikipedia。Wikipediaには、アートとは「間接的に社会に影響を与え得るものである」と書かれていて、興味深い定義だなと思いました。
バンクシーは、社会に多大な影響を与えています。「直接的に」ではなく、「間接的に」という文脈も的を射た文脈だと思いました。
別の考察として、「アート」を「一点モノ」と検討することもできる気がします。ですが、そうすると、バンクシーの「ステンシル」や「木版画」といった作品は、量産が可能なため、アートではないということもできるかもしれません…。
油絵や彫刻などのクラシックな作品がアートとして認識されやすいのは、これらが一点モノであることと無関係ではない気がします。しかしそれでは、複製が可能な本、写真、音楽といったものはアートではないのでしょうか…。
これは個人的な想いの部分ですが、私は、「人のこころを動かす作品」はアートなのではないかと思っています。Wikipediaでいう「間接的」や、「社会的な影響」をどう捉えるのかにもよるかとは思いますが、特に現代では「表現方法」に関わらず、「アート」を展開することが可能な世の中になっているように思います。
少し視点がずれるかもしれませんが、弊社(株式会社アマナ)では、「アートフォト」の販売を手がけるブランドを日本で展開しています。そこで販売する「アートフォト」は現像枚数を限定して販売しているそうです。
それは、「限定」という言葉にコレクター魂が揺すぶられるのと、ビジネス観点でいえば需要と供給の関係から、限定した方が価値が高まる理由でそうしているということでした。
「アート=一点モノ」から少し話が逸れてしまいました。私は、「ビジネスからアートを考えること」のイメージは何となくつくのですが、最近話題にあがっている、「アートからビジネスを考える『アート思考』」は、未だ何となくしっくりきておりません…。
もしどなたか、「アート思考」についてよい解説書などがあれば紹介してもらえたら幸いです。
PS:高校生の時に親友から「『地球』は英語で『Earth』。最初のEを『Eden(楽園)』、最後のHを『Hell(地獄)』とすると、『地球』は楽園と地獄に挟まれた『Art』の世界である、って考え方があるらしいよ!」と聞いて、感動したことを覚えています。
こちらも友人がその発言を覚えておらずソースが不明なのですが、誰の言葉なのか、気になっております。
今日、記しておきたいのはそんなところです。